世界自然遺産の屋久島
世界自然遺産に登録されている屋久島は、映画「もののけ姫」の舞台になったとして有名になり、樹齢7200年と言われている杉の木があることでも有名です。
そもそも世界遺産とは、ユネスコ協会が促進した世界遺産条約に基づいて決められています。「人類共通の遺産」という考えが広がり、1972年に「世界遺産条約」になりました。
その中で世界遺産は3つの種類に分かれています。
文化遺産
歴史上の記念物、建造物、遺産、文化的景観など人間の手が加われている非常に価値の高いものとされている、人類が作り出した遺産と認定されたものです。インドのタージマハルや、中国の万里の長城、カザフスタンのシルクロードがあります。日本では原発ドームや首里城などの琉球王国グスク関連の文化遺産があります。
自然遺産
生態系、絶滅危惧動植物の生息地でとても価値のあるものとされています。人口の手が加われていない自然の物で、特に値の高いとしているのが自然遺産です。アメリカのグランド・キャニオンやタンザニアのキリマンジャロ、そしてその中のひとつが屋久島です。
複合遺産
文化遺産と自然遺産の両方を兼ね揃えているもので、人類と自然が結合した文化と言えるのではないでしょうか。日本にはまだ存在しておらず、世界には27件の複合遺産があります。ギリシャのメテオラやグアテマラのティカル国立公園などです。
世界自然遺産に登録された屋久島の自然は、けして樹齢7200年の杉の木だけの理由ではありません。杉の木をはじめ、絶滅の可能性のある動物や植物、独特の環境、優れた自然景観や周囲の人々の自然保護に対する姿勢の高さもあったと思います。そしてそれらを世界が共有して守っていくことが大切です。
屋久島の自然を少しでも見逃さないためにも、ガイドを利用して自然のパワーを感じていただくことをおすすめします。観光ガイドに依頼してツアーをしたい方は是非こだまをご利用下さい。
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